昭和50年の会社設立当初より私たちは、価値ある古き建物の建築技術を踏襲していくことに重点をおいて日夜努力して参りました。職人技ともいえる伝統建築の技術は県内でもトップレベルを誇るほどに成長し、国の重要文化財に指定されている熊本城をはじめ、様々な文化財の修復・施行の多くを手がけるようになってきました。伝統を守り、そして更には、若く豊かな感性と、自由な発想を育てていくという二つの流れをうまく絡ませながら、郷土熊本に貢献する-それが私たちの願いです。 株式会社カワゴエ 代表取締役 川越 一弘
SDGsへの取り組み 令和4年9月、カワゴエは熊本県SDGs登録企業の認定を受けました。日本の伝統建築を中心とした企画・設計・施工等の企業活動とSDGsとの関連性を会社全体で理解し、持続可能な社会・環境の実現に向け、具体的な取り組みを推進します。社員ひとりひとりがSDGsを意識し、自分たちにできることから行動し取り組んでいくことが課題解決への第一歩と考えています。
男性も、そして女性職人の育成も当社の大きなテーマ 建築業の中でも職人技と言われる伝統建築や左官職は、昔から男性中心の職種でした。しかし、男性も女性も、意欲に応じて、あらゆる分野で活躍できる社会であるべきです。 私たちカワゴエは、日本の伝統建築の技と精神を学びながら腕を磨いていただける職場です。性別・年齢・経験は問いません。通年にて採用募集も行っていますので、やる気のある皆さんは、いつでもお問い合わせください。●会社訪問・求人応募等はこちらから
熊本城本丸御殿復元工事 熊本城平成の大改修ともいうべき熊本城本丸御殿復元工事の中でも伝統技術の技を求められる「左官工事」を当社が担当。建物の構造を強くするには、しっかりした壁や床が必要です。壁や床を塗る左官の技が、土壁や漆喰など日本独特の建築文化を育ててきました。熊本城本丸御殿は、カワゴエの持つ左官の技のすべてを駆使しています。
一般建築にもカワゴエの技術が生きる 文化財となっている木造建築の修復工事をはじめ、高度な左官工事が必要な一般建築にも数多くの実績があります。その技術取得には最低5年はかかるといわれ、最も難しい職種の一つとされています。工業化、機械化の進んだ現在でも、左官職人は手で鏝(コテ)持って塗るということは変えようがなく、日々の修練と経験の積み重ねが必要となります。